百舌鳥・古市古墳群を世界遺産に
世界一大きな墳墓が、仁徳天皇陵。
世界で二番目が応神天皇陵、世界三番目が履中天皇陵です。
これを日本武尊との関係で観てみると、
日本武尊の孫が応神天皇、その子が仁徳天皇、
その子が履中天皇となります。
仁徳天皇の立場でいうと、世界一が本人、世界二が父親、
世界三が息子ということになります。
中国の歴史書「宋書」に記された「倭の五王」とはだれか、
簡単に言うと仁徳天皇の三人の子供と二人の孫です。
ここに、日本武尊からつながる人物の物語を見る事が出来る。
この古墳群は、古墳一つ一つバラバラではなくて、
人物でつながっているのです。
日本武尊が日本を統一し、
その子孫が東アジアでも大きな勢力を誇りました。
その中心地が河内国・和泉国であり、そしてその場所に、
世界最大級の古墳群が造られたのです。
日本武尊は、日本を統一した英雄です。
天皇になる前に死んでしまった悲劇の英雄ゆえに、
色々不思議な伝説が生まれました。
だから、実在を疑う人がいます。
しかし、我が国の正当な歴史書である古事記・日本書紀に
記載されているので、日本武尊は実在の人物であると
考えるのが正しいと思います。
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